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  • みんな違う。 それでも、チームで仕事を進めるために大切なこと

  • Auteur(s): 岩井 俊憲
  • Narrateur(s): 下村 芳範
  • Durée: 3 h et 30 min

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みんな違う。 それでも、チームで仕事を進めるために大切なこと

Auteur(s): 岩井 俊憲
Narrateur(s): 下村 芳範
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Description


リーダーは、裁かないでいい。正さないでいい。引っ張らないでいい。
アドラー心理学に基づいた、
ちょっぴりドライで優しいリーダー論。


(「はじめに」より抜粋)
アドラー心理学が、今の多様化し、フラット化した職場にこそ役に立つと私が思う理由は、大きく三つあります。

①アドラー心理学は「横の関係」を大切にしている
アドラー心理学では、人間関係を「横の関係」でみなすことを大切にしています。
親子関係、教師と生徒、カウンセラーとクライアントでも「上下関係」ではなく、
「同じ人間」「フラットな関係」ととらえるのです。
これは会社組織でも、もちろん同じです。
今は、あなたがリーダーで、部下は立場上、部下であるけれども、
上下関係ではなく、役割の違いにすぎないのです。
フラット化した今の職場にとって、とても合った考え方といえます。

②アドラー心理学は「建設的」という視点を大切にしている

アドラー心理学では、ものごとを
「正しい/間違っている」「良い/悪い」といった視点で判断するよりも、
「建設的/非建設的」といった視点を大事にしています。

リーダーなら、部下同士の考え方が合わない、
意見がぶつかる場面に立ち合うこともあるでしょう。
価値観が多様化した今なら、なおさらです。

そんなときにこそ、この「建設的」「有益」の視点を大切にしてほしいのです。
「今から、目的のため、未来に向かって、何ができるか」の
解決策をリーダーも部下もお互いに考え、話し合う。
こうした姿勢が大切なのです。

③アドラー心理学は「共同体・社会への貢献」を大切にしている

さらに、アドラー心理学は、「共同体」の視点をとても大事にします。

「共同体」とは、「人間の複数体」の意味で、
家庭や会社、地域社会、国家のことなどです。

先ほど「建設的」「有益」という視点が大切だと言いました。
しかし、これには「自分にとって」だけではなく、
「チームにとって」「会社にとって」が加わるのです。

自分が所属するチームや会社にとって、
「建設的かどうか」「有益かどうか」が重要なのです。
つまり、アドラー心理学は、
「チーム」「組織」をとても大事にする心理学なのです。

<目次>
1章 「建設的」な視点をもつ
2章 価値観をチューニングする
3章 部下の言動に反応しすぎない
4章 安心・信頼できる職場をつくる
5章 目的・目標を掲げ続ける
©2022 Toshinori Iwai (P)2022 Audible, Inc.
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