Page de couverture de イビツナリ(歪形)9 ~砺茶の夜~

イビツナリ(歪形)9 ~砺茶の夜~

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イビツナリ(歪形)9 ~砺茶の夜~

Auteur(s): 山口 綾子
Narrateur(s): 山口 綾子
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À propos de cet audio

あなたの耳に、不気味で妖しい闇話を
女流怪談師 山口綾子。
可憐で、時に妖艶なその見た目からは想像だにしえないほど、情感豊かに語られる深く黒い闇の話の数々。
あなたの身の回りにもある、人知れず存在している数々のイビツに切り取られた風景に浸っていただきたい。

内容紹介
『おつやのよる』(5分)
二人姉妹のAちゃんは、お母さんとお姉さんと三人で暮らしていました。お母さんは仕事で忙しく、いつも家にいませんでした。そんなとき、妹である自分の面倒を見てくれていたのが唯一の兄弟、お姉さんでした――。どこにでもありそうな光景の裏に潜んでいたのは、誰もが気づかなかった心の闇だった。いつもの怪談語りとは一味違う戦慄をあなたに…。
『○手の呪い』(12分)
千賀子さんが通っていた小学校の通学路には、一軒の古ぼけた民家があった。廃墟と化したその民家に、放課後、侵入を試みることにした千賀子さんたち女子四人。一人遅れて民家に到着した千賀子さんは、友人の一人が民家の前で蹲っているのを見つけた。理由を聞くと、残りの二人は民家の中で"あるゲーム"をしたことが原因で、先に帰ってしまったのだと言う。子どもが何気なく始めたゲームがもたらした、恐ろしい結末とは…。
『喫煙所』(11分)
都心で働くサラリーマンの小林裕二は、仕事に追われて目まぐるしく過ぎる日々に嫌気がさしていた。そんな中、彼の唯一の楽しみといえば、タバコを吸うことだった。ある夜、職場に一人残って残業をしていた小林は、一服しようと喫煙所に入った。喫煙所の壁には、以前から茶色いシミがあった。しかし、その日は、そのシミがなぜかいつもより大きく見えるような気がした――。語り手山口初の短編小説を本人が朗読する。

他、収録作品
『走ったり、止まったり』(11分)
『怖話』(12分)
『珍スポット』(20分)
『入院』(12分)©2021 Ayako Yamaguchi
Divertissement et arts de la scène
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