実説 城谷怪談 撰集三十四
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Narrateur(s):
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城谷 歩
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Auteur(s):
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城谷 歩
À propos de cet audio
老若男女皆が楽しめる怪談語りを目指し、落語や講談にも似た独特な語り節、ノスタルジックな世界観に定評がある城谷歩による怪談。
幼い頃から自身でも不思議な怪体験を数多く持ち、更に聞き集めた種々の実体験を含めるとその数は数百にも及ぶ。
そうした現代の実話怪談、奇談の中から選りすぐりをお届けする。
内容紹介
「ノイズ」(21分)
伊島さんという男性は、電子機器のノイズを極端に嫌っていた。
最初の異変に気付いたのは小学生の時。画面にはハッキリと逆さまになった男性の顔が写っていたのを見てしまった。CDプレイヤーで音楽を聞いていると、ザーザーと音楽ではない不快な音を聞いたことも。
そして機械のノイズを感じた後には必ず…。
「警告」(19分)
チズさんは小さい頃から、悪寒や気配を感じた先には決して目を向けてはいけないという、 自分なりのルールを頑なに守ってきた。
ある夏の日の晩、少し具合が悪くなったため、 ベランダに出てぬるい夜風にあたりながら、ふと三階から下を見下ろすと、年老いた婦人がこちらを見上げてこう言った「見ちゃダメよ」と…。
「月寒公園 前編」(41分)
天羽さんがまだ専門学校生だったころの事である。
「月寒公園に奇怪な女の子がいた」と。
たまたま家に遊びに来ていた学友の男子十人は、早速公園に出向いたのだが、女の子の姿はない。
その日を境に、市川君の言動はおかしくなり、又ルームシェアしている部屋に自分たち以外の気配を感じ、足音が聞えるようになっていく。
「月寒公園 後編」(34分)
近隣の公園で奇怪な赤い女の子を見たと言ってから、 いろいろと様子が変わってきていた矢先、当時天羽君が交際していた彼女が、初めて天羽君の部屋に泊まりに来ることになった。
その夜は不在だと伝えると、彼女は帰りを待つからということで天羽君は部屋の鍵を彼女に渡した。
休憩時に携帯電話を確認すると、先に部屋にいる市川君から何十件も着信があるのを目にする。
急ぎ折り返すと市川君は血相を変えた声色で「天羽!早く帰ってこい!お前の彼女が…!」。©2019 Wataru Shirotani
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