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源氏物語 第四十二帖 匂宮

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源氏物語 第四十二帖 匂宮

Auteur(s): 紫式部, 与謝野 晶子
Narrateur(s): 岡崎 弥保
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「プレバト!!」で大人気の俳人 夏井いつき先生 推薦

『源氏物語』全五十四帖 与謝野晶子による現代語訳をすべて朗読し、
オーディオ化しました。

近代で最初に『源氏物語』を訳した与謝野晶子は、それぞれの帖の冒頭に、その 帖の内容をふまえた歌を一首詠んでいます。その晶子の歌もすべて収録しています。

源氏物語のあらすじ&ブログ
https://ohimikazako.wixsite.com/kotonoha/blank-10

第四十二帖 匂宮 におうのみや
薫 十四~二十歳
匂宮 十五~二一歳

春の日の光の名残花ぞのに
匂ひ薫ると おもほゆるかな

光源氏亡き後、それに代わる人物はいないというものの、帝の第三皇子で源氏の孫にあたる匂宮(におうのみや)と源氏と女三の宮の間に産まれた(実際の父は柏木である)薫が、世間の評判を二分していた。
夕霧は権勢を誇る右大臣となっていた。長女を東宮に入内させているが、他の姫君たちの縁組も気にかけている。
薫は周囲から愛され、官位も驚くほど早く昇進しているが、自分の出生に疑念を抱き、心を悩ませている。
薫には生まれつきかぐわしい香が備わっていた。匂宮はそんな薫に対抗して、すぐれた薫香をたきしめることを欠かさない。二人は互いに好敵手と認める親友であった。
世間は二人を「匂う兵部卿、薫る中将」と評し、娘をもつ貴族はみな婿に迎えたいと願うのだった。©2022 PanRolling
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