Épisodes

  • 漱石の主治医でもあった!レントゲンを日本に広めた眞鍋嘉一郎
    Nov 1 2025

    今週、坂の上に訪ねてきてくださったのは、西条市教育委員会事務局社会教育課副課長の伊藤敏昭さん。レントゲンを日本に定着させ、夏目漱石の主治医でもあった西条市出身の医師・眞鍋嘉一郎について、お話を伺いました。子どもの頃から優秀だったものの経済的には苦労したそうですが、困った時に必ず助けてくれる人物が現れるという一面も。漱石のほか、野口英世、北里柴三郎というお札になった人物とも縁があるなど、日本の近代化に向けて活躍した偉人の一人なんです。今回のキーワードは「英語教師・夏目漱石との出逢い」「レントゲン学講義」「眞鍋の外来」の3つです。

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  • 70年万博でも活躍!愛媛出身のイラストレーター真鍋博
    Oct 25 2025

    今週、坂の上に訪ねてきてくださったのは、愛媛県美術館学芸員の喜安嶺さん。現在、県美術館では「真鍋博展 カコをみる イマをみる ミライをみる」を開催中。じつは、県美術館とセキ美術館、ミウラート・ヴィレッジの3館がそれぞれの視点で“真鍋博”をテーマにした企画展を実施するという取り組みの一つなんです。1970年の大阪万博にも関わったという“真鍋博”に注目し、「真鍋作品の原点」「未来は占ってはならない、創るべきものだ」「3館同時開催の意義」のキーワードで、その魅力に迫りました。

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    43 min
  • 令和流の旅スタイル!?「旅は人まかせ」
    Oct 20 2025

    今週、坂の上に訪ねてきてくださったのは、西条市産業経済部観光振興課の櫛田夕貴さん。愛知県出身の櫛田さんは、旅行会社からの出向で現職を担当されています。そんな櫛田さんが開発に携わった観光プログラムが「旅は人まかせ」。物から体験へ、さらにその先を見据えた取組みとして注目されています。今回は「旅行スタイルの変化」「個性的なキャスト探し」「キャストたちのおもてなし」をキーワードに、これからの旅についてのお話を伺いました。

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    45 min
  • 戦後80年 水野広徳から何を学ぶのか
    Oct 11 2025

    今週は「坂の上の雲ミュージアム」から生放送!10月18日に81回忌を迎える松山出身の「反骨の軍人」水野広徳をテーマにお送りしました。水野の菩提寺で毎年追悼法要を行っている蓮福寺の山岡宏住職とNPO法人アイムえひめの菅紀子理事長に水野への想いを伺うとともに、広島大学大学院人間社会科学研究科教授で歴史学者の小池聖一さんに「戦後80年 水野広徳から何を学ぶのか」をテーマにお話を伺いました。水野が生きた時代背景とその思想との関係を考えるとき、現代を生きる私たちが見つめ直すべき課題が浮き上がります。キーワードは「武勲か惨劇か」「意気地なしの腰抜け」「水野の問いは今でも生きている」の3つです。

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    48 min
  • 南予の原風景”石積み”を守る
    Oct 4 2025

    今週、坂の上に訪ねてきてくださったのは、石積み修繕士で西予市地域おこし協力隊隊員の亀井彩香さん。石積み修繕士、聴き慣れないお仕事ですが、愛媛を代表する景観のひとつでもある段々畑で見られる、あの石積みを修繕する仕事です。九州出身の亀井さんと愛媛の最初の御縁は「みかん」にまつわるもの。そこから、「石積みの技術継承と柑橘栽培」がミッションの地域おこし協力隊へ応募し、移住後、愛媛で結婚、出産。現在は子育てをしながら地域を元気にする仕事に取り組んでおられます。そんな亀井さんに、「石積みに正解はない」「300年もつ構造」「石積み甲子園」というキーワードで、「石積みの継承」について語っていただきました。

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    36 min
  • 旅順陥落の鍵「28センチ榴弾砲」は愛媛から運ばれた!
    Sep 27 2025

    今週、坂の上に訪ねてきてくださったのは、今治明徳短期大学地域連携センターのセンター長で地域史研究家の大成経凡(おおなるつねひろ)さん。地域の教育・文化活動の拠点としての役割をもつ地域連携センターのセンター長を務めながら、しまなみ海道の近代化遺産についての研究や、地域ゆかりの偉人たちの顕彰、さらには地域の方々と一緒に地元を歩いて歴史を学ぶイベントの講師をされるなど、精力的に活動されています。今回注目したのは、来島海峡に浮かぶ周囲約3kmの小島(おしま)。「戦後80年 小島を巡る」をテーマに、「海上の城ラピュタ」「奇跡の戦時遺産」「小島で唯一爆撃を受けた場所」をキーワードにお話を伺います。

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    48 min
  • 「小さな大人」から「子ども」になった明治期
    Sep 20 2025

    今週は「坂の上の雲ミュージアム」から生放送!松山大学人文学部社会学科准教授の大石茜さんをゲストに、「近代日本の保育」をテーマにお話を伺いました。大石さんのご専門は保育の歴史「保育史」。今では当たり前となっている幼稚園や保育園ですが、日本ではいつ頃、どのような背景で始まったのか、そして時代によってどのように変化したのか。明治の開化期、太平洋戦争の戦時下など、社会情勢によって保育は大きく影響を受けています。そうした中で尽力した女性など、保育の歴史は働く女性の歴史とも大いに関わっています。歴史を学ぶことは未来への希望へ繋がっているという大石さんの言葉が、とても印象に残りました。ちなみに、以前使われていた「保母」というのは「幼稚園教諭」に対して「保育園」で働く女性をさしていましたが、戦中まで使われていたのは「保姆」という漢字。こちらは幼稚園と保育園区別なく、そこで保育に関わる女性を指す言葉として使われていたものだそうです。

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    41 min
  • ”世界のTANGE”丹下健三建築のルーツと今治
    Sep 13 2025

    今週、坂の上に訪ねてきてくださったのは、今治市総合政策部交流振興局文化振興課学芸員の田中謙さん。田中さんには以前、村上海賊ミュージアム学芸員として何度かご出演いただいたのですが、今回は異なる立場で「丹下健三に学ぶ」をテーマにお話を伺いました。「世界のTANGE」と呼ばれる、日本を代表する建築家である丹下健三。その特別展が、今治市民会館、玉川近代美術館で9月28日まで開かれています(河野美術館分は既に終了)。今治市で幼少期を過ごした丹下健三と今治との繋がりなどを、「軸線」「丹下建築と今治の都市設計」「丹下健三に学ぶ未来へ向けたまちづくり」という3つのキーワードで掘り下げます。

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    51 min