Épisodes

  • 優れた教育家としての秋山好古
    Feb 9 2025

    今週、坂の上に訪ねてきてくださったのは、松山歌人会会長の片上雅仁さん。小説「坂の上の雲」の主人公の一人・秋山好古は「日本騎兵の父」と呼ばれ、軍人としての功績がよく知られていますが、片上さんが注目するのは「晩年の秋山好古」。当時、陸軍大将まで務めた人物が郷里の小さな中学校の校長として戻ってくるのは極めて異例のこととして捉えられていましたが、その好古の晩年にこそ、彼の本質がよく表れているというのです。キーワードは、「たった10分で決まる」「校長の責任とは」「生徒は兵隊ではない」の3つです。

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  • 子規は優れた批評家でもあった!
    Feb 2 2025

    今週、坂の上に訪ねてきてくださったのは、子規記念博物館学芸員の平岡瑛二さん。この番組でも様々な切り口でご紹介している正岡子規について、今回は「批評家」としての顔に注目して語っていただきました。現在、子規記念博物館では特別企画展「批評家・子規~文学革新の追求」を開催中。俳人・歌人としてだけでなく、批判精神旺盛な批評家でもあった子規は、新聞や雑誌などで文学や芸術全般に多様な評論を展開しました。今回は「子規の研究熱」「鮮烈な批評家デビュー」「闘う批評家・子規」という3つのキーワードで紐解きます。

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  • 春日局や伊藤博文にもつながる一族「越智氏」とは!?
    Jan 26 2025

    今週、坂の上に訪ねてきてくださったのは、古代史研究家の大橋麻輝さん。今治地域を起源とする一族「越智氏」について語っていただきました。愛媛では馴染みある苗字ですが、今回は「氏」のひとつである「越智氏」。特別な役割を与えられた集団なのだとか。大橋さんは、神社巡りをしながら日本書紀や古事記、神社や神話の神々の伝説を調査研究し、その15年間の成果を昨年、今治市朝倉で発表されています。今回は、「大山積神と越智氏」「時代の変化に越智氏あり」「越智氏をたどる旅」という3つのキーワードで、越智氏を紐解いていただきました。

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    41 min
  • 鎌倉時代に生まれた”いぶし銀”が令和に進化!
    Jan 19 2025

    今週、坂の上に訪ねてきてくださったのは、今治市菊間町の瓦工房「かわらや菊貞」10代目の小泉信三さん。菊間では、節分の豆まきの際に「福は内、鬼も内」と掛け声を掛けるほど、鬼瓦は地域の大切な財産となっています。新年を迎えるにあたって、いぶし銀の瓦で作られる干支の置物も人気です。今回は「菊間瓦、今昔物語」をテーマに、伝統の鬼瓦や斬新な取組みについて、「お寺から民家へ」「瓦のいぶし銀って何?」「多様化する菊間瓦」をキーワードに語っていただきました。

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    44 min
  • 愛媛には34もの蔵元が!世界からも注目される日本酒の魅力
    Jan 12 2025

    今週、坂の上に訪ねてきてくださったのは、愛媛県酒造組合理事長で石鎚酒造株式会社代表取締役社長でもいらっしゃる越智浩さん。日本の伝統的酒づくりがユネスコの無形文化遺産に登録されたことで改めて注目される「日本酒」について、「伝統的酒づくり、って何?」「家庭の味のお酒」「世界の食文化を醸す」というキーワードでお話を伺いました!現在、愛媛には34の蔵元があり、海外への輸出に向け「愛媛モデル」を構築してターゲットを世界へ広げているんだとか。花の酵母を使ったお酒の話など、愛媛ならではの日本酒トークもあり、新年らしく賑やかに華やかにお送りしました。

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  • 愛媛大研究グループが世界初の発見!ブラックホールの謎に迫る
    Jan 5 2025

    今週、坂の上に訪ねてきてくださったのは、愛媛大学宇宙進化研究センター准教授の松岡良樹さん。今年、松岡さんの研究グループは「世界初の発見」をされたということで注目を集めました。その発見とは129億光年彼方に、合体中の2つのブラックホールを見つけたというもの。「初期の宇宙」でこうした現象を確認したのが、世界で初めてなのです。では、その「初期の宇宙」とは?などなど、今回は宇宙に目を向けて「ブラックホール」をテーマに、スケールの大きなお話を伺いました。キーワードは「何でも吸い込む天体のラスボス」「ブラックホールの合体」「もし地球にブラックホールが近づいてきたら?」の3つ。あなたも今夜は、夜空を見上げてみませんか?

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  • エリザベス女王戴冠式のドレスにも使われた伊予生糸
    Dec 29 2024

    今週、坂の上に訪ねてきてくださったのは、西予市産業部農業水産課野村シルク博物館係長の清家卓さん。オープン30周年を迎えた野村シルク博物館は、蚕を育て、糸づくり、製品化するまでの絹織物の全工程が学べる、日本で唯一の施設。「四国山系の水を使い、愛媛県産の繭を、明治時代に開発された多条繰糸機と呼ばれる機械で繭からゆっくりと糸を引き出す」という定義をクリアしたもののみが名乗ることのできる「伊予生糸(いよいと)」について、「蚕のルーツ」「繭をゆっくりとくる」「蚕でSDGs」という3つのキーワードで語っていただきました。

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    41 min
  • 総勢35人の貴重な資料!『坂の上の雲』をめざしたひとびと
    Dec 22 2024

    今週は、「坂の上の雲ミュージアム」特設ブースからの生放送!現在、坂の上の雲ミュージアムで開催中の特集展示「『坂の上の雲』をめざしたひとびと」について学芸員の長谷川巴南さんに、また来年7月のオープンに向けて着々と工事が進む「こども本の森」について主任の藤井萌々さんに、それぞれお話を伺いました。本番前に長谷川さんにご一緒していただき、特集展示を見せていただくと、総勢35人の登場人物に関する貴重な資料がぎゅぎゅっと詰まっていてかなりの見応え!中には、かの有名な「皇国の興亡此の一戦にあり」という一文を東郷平八郎が書にしたためた直筆の掛け軸など貴重な資料もあります。また、特設ブースからも見える「こども本の森」の建物は、ガラス窓がはめこまれ足場の一部が撤去されるなど、工事の進捗がよくわかります。オープンへ向けてのプレイベントやクラウドファンディングなどについても聞きました。

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    42 min