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おんな准教授《集団暴行》

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おんな准教授《集団暴行》

Written by: 由紀 かほる
Narrated by: でじじ
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About this listen

「恋愛」小説家、由紀かほるが織りなす、しなやかで、かつ力強い描写で綴る、めくるめく官能の世界…

准教授の長谷見璃子は抜けるような目鼻立ちの品性が知性を包みこみ、
そして璃子の価値を決定付けているのは、やはりそのプロポーションの卓越した存在感だろう。

璃子は研究室にある自分の机に置かれた一通の封書に吸い寄せられていた。
差出人の名前はなかった。
それには、《七年前の星川吾郎の死は事故死ではない。ある男に、車の自損事故に見せかけて殺された。その犯人を知っている。》

あの七年前の記憶を呼び起こすのに、何の苦労も要らなかった。

当時付き合っていた星川を公園の出入り口付近で待っていると、前を行く男が不意にその場に蹲るのが見えた。璃子はかけより介抱した。ちょうどそこへ通りかかった車の運転手が自分の車で急病人を運ぶから、あなたも付き添ってくださいと言ってきた。璃子は車に同乗し、その瞬間、璃子の口もとに、湿ったタオルのようなものが押しつけられてきた。

璃子は意識もうろうとし動けなくなった。気が付いたら璃子は地下室らしい一室に運ばれ、大の字に拘束されていた。
抵抗ができない璃子に男たちは警棒で執拗に叩き続けてきた。

璃子の若い体は恐怖と屈辱、敗北でボロボロになり、間もなく男たちの凌辱がはじまった…。

今日のことは誰にも言うな、おまえが惨めな思いをするだけだと言われ璃子は解放された。
拉致された現場から、やや離れたところで下された凛子は駅の方へふらふらと歩き出した。
その直後、警察から電話があった。星川が車の事故で病院へ運ばれ、間もなく亡くなったと…。

七年前の星川吾郎の死と璃子が凌辱されたことに関係があるのか、七年前の犯人の魔の手が再び璃子に襲い掛かる…。

収録内容
第一章
第二章
第三章
第四章
第五章
第六章

由紀かほる(ゆき・かおる)
東京都出身の小説家。学生時代より作品を投稿し、1984年には「穢された教壇」で初の単行本を出版。 細やかな心理描写や、深く切り込むような文体に定評がある。 代表作には「おんな教師」「おんなCA《完全飼育物語》」(全3巻)「美人インストラクタア」(全2巻)などがある。©2023 PanRolling
Romance
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