Episodes

  • EP. 385『@文豪と食、其ノ一 - 少食、ソラマメきらい、龍之介』
    Mar 3 2025

    日本文学の流れを変えるような新進気鋭の作家に与えられる文学賞の名前として今でも残っている芥川龍之介。そんな芥川は亡くなる2年ほど前に文芸倶楽部という雑誌のインタビューで自分が少食であるという事、そして好きな食べ物や嫌いな食べ物について語っています。どうにも嫌いなのはソラマメだったそうですが、芥川の好きな食事は何だったと思いますか?

    Show more Show less
    9 mins
  • EP. 384『@茅場町周辺、其ノ四 - 江戸の味です、パリのれん』
    Feb 27 2025

    海苔の老舗、山本山。日本橋の本店に行きますと、板に「山本山」と彫られた看板がありますが、実はこの看板はあの芸術家、岡本太郎さんのお爺さんによるもの。看板というものは世界中にありますが、日本独特なのが「暖簾」。老舗では夏から秋に変わる際、暖簾も季節に合わせて変えたりするのです。茅場町の天ぷら屋「みかわ」さんもそんなお店でした。「天ぷらの神」とも称されるみかわさんの天ぷらに対するこだわりは驚きの一言です!

    ※本来水曜日に放送予定でしたが、月曜日番組が休止だったためポッドキャストのみで聞けるエピソードです!

    Show more Show less
    9 mins
  • EP. 383『@茅場町周辺、其ノ三 - 日本地図、ここで作らる!』
    Feb 27 2025

    日本橋茅場町二丁目十二番地に行くと、「地図御用所跡」と書かれた案内板が建てられています。ここは初めて日本地図を作成した、あの伊能忠敬の住居、そして終焉の地。伊能忠敬は17年かけて日本全国を回って測量を行い、非常に正確な日本地図を作成するに至るわけですが、それだけ全国津々浦々回っていたら、さぞかし日本中の美味しいものを色々食しているのだろうと思いきや!意外と毎回、同じ物ばかり食べていたみたいです・・・。

    Show more Show less
    9 mins
  • EP. 382『@茅場町周辺、其ノ二 - 火消し百組・縁起石』
    Feb 26 2025

    冬の東京は空気がとっても乾燥しています。それが原因でかつて江戸では火事が多発し「火事と喧嘩は江戸の花」なんて言葉まで生まれたほど。火事が起こると火消し達は纏と共に火消し櫓に登って火事を知らせる鐘を鳴らしましたが、その姿は江戸っ子達の憧れでもありました。茅場町と兜町は「百組」という名前の町火消しがいたそうです。

    Show more Show less
    9 mins
  • EP. 381『@茅場町周辺、其ノ一 - やよい軒はここから始まった!』
    Feb 25 2025

    プレナスの本社は現在GINZA SIXにありますが、以前は日本橋茅場町にありました。プレナスの創業者である塩井民次郎氏がその前身である西洋料理店「彌生軒」を明治19年(1886年)に開店したのが、実は茅場町の兜町交差点だったのです。現在、その場所には「やよい軒」そして「お弁当ギャラリー」がございます。更にこの建物の屋上ではお米が育てられているのです。

    Show more Show less
    9 mins
  • EP. 380『@秩父周辺、其ノ四 - チチブから川口へ ねんどもいものもうなぎの味も』
    Feb 20 2025

    秩父とは荒川で繋がっている埼玉県川口市。川口と言えば吉永小百合さん主演の映画「キューポラのある街」の舞台であり、当時はキューポラに代表される鋳物の街でもありました。そんな川口には熱と金属と戦って汗水垂らして働いていた労働者の方々が舌鼓を打ったであろう創業80年の老舗『十和田』さんという鰻のお店があります・・・。

    Show more Show less
    9 mins
  • EP. 379『@秩父周辺、其ノ三 - お帽子かぶって山登り』
    Feb 19 2025

    秩父駅に行くとすぐに目につくのが石灰の真っ白な岩肌が見える武甲山という山。ここは石灰が大量に取れるという事で、古代から漆喰の材料として使われておりました。更に明治以降はセメントの材料として石灰が更に大量に掘削され続け、明治時代には1,336メートルあった武甲山の標高は現在は1,295メートルまで縮んでしまっているのです・・・。

    Show more Show less
    9 mins
  • EP. 378『@秩父周辺、其ノ二 - チチブは我々のチチの一部』
    Feb 18 2025

    秩父には埼玉県入間市から秩父を通って長野県茅野市まで繋がっている国道299号線が走っています。実はこの国道、別の呼び名で「酷い道」と書いて『酷道(こくどう)』とも呼ばれています。その理由として日本の国道としては2番目に高いところを走っているという点もありますが、それ以上にその昔、この地に住んでいた人達の厳しい食生活を反映したものでもあるのです・・・。

    Show more Show less
    9 mins